葉酸を食べ物で取ることは妊娠初期や妊娠中など特に大切で、効果も確認されています。では食材だと何が有り、その効能や厚生労働省の奨励する摂取量はどのくらいなのかを調べてみました。
葉酸とはビタミンB群の一種で、胎児の発育を促すと言う従来の効能の他に脳卒中や認知症のリスクを減らすと言う報告もあり健康作りに期待させる成分で、自治体ぐるみで取り組んでいるところもあるようです。
食べ物と言えば全農の「しんたまご」があります。鶏卵を扱う最大手のJAたまごのブランド商品ですが、含有量を約2倍に増やして発売をしています。通常のたまごに含まれる葉酸の量は、100グラムに付き約43マイクログラムですが全農のしんたまごは80マイクログラム含まれているといい、養蚕を鶏のえさに入れて与える事で実現しています。
この全農のしんたまごの特徴として、吸収も良く加熱によっても葉酸が減りにくいと言う事です。
葉酸を食品に使用した食べ物は、コンビにでも発売していて、ローソンには葉酸卵の厚焼き玉子おにぎりや葉酸入りの飴やクッキーなどを扱っているそうです。葉酸の食材とは野菜のブロッコリーやほうれん草で、これらの野菜の中に多く含まれています。
胎児の正常な発育に欠かせないビタミンで厚生労働省では、妊娠を希望する女性に対し一日あたり400マイクログラムの摂取を勧めています。
実際は、妊娠を希望している人や妊娠初期になると想定される若い女性の一日あたりの摂取量は、250マイクログラムぐらいと言われていて、妊娠初期など葉酸が不足していると先天性の病気を持つ赤ちゃんが生まれる事もあるといいます。
しかし、この葉酸の大切さを知らない人も多く、厚生労働省も普及に努めるようです。
葉酸の効果は他にも報告されていて最近では、脳卒中や認知症への効果も期待できるそうです。 現在、世界的にも取り組みは行われていて、カナダなど50ヶ国以上もあるそうです。
特にアメリカは、成人の一日の摂取量を400マイクログラムに設定して、小麦など穀物に添加を義務づけるなどしています。日本の約2倍の摂取をすすめているわけです。
その効果としてアメリカでは脳卒中を起こす人が減っていると言います。これらから毎日摂取すれば脳卒中や認知症の予防に効果が期待できると言うのです。
それを受けてアメリカ市民並みの摂取を目指そうと埼玉県の坂戸市は、力を入れて民間への支援もしていて葉酸ブレッドや葉酸入りカレーやうどんなどが登場しているそうです。
基本的には、自然の食べ物から摂取できるのが好ましいいのですが、難しいところもありこのような食品からでも摂取できtれば健康増進に役立つと言う事でしょう。