腰の痛みの原因と対策

腰は字のごとく体の要、中心にあるものですから普段から負担がかかるのは避けられないところです。 腰の痛みで最も多い病気は、椎間板ヘルニアです。自分も美容師に知り合いがいるのですが、腰をひねった状態でのシャンプーはかなり負担がかかるようで、仕事をやめる人もいるほどです。

背中の痛みの原因を知るにはその構造を考えることが必要で、腰の骨である腰椎は5つの椎骨からなり、それぞれの間の椎間板が硬い骨同士がこすれあわないようにクッションの役目を果たしています。

この椎間板の中心部にある髄核が飛び出して椎間板の周辺にある神経を刺激すると激痛が走り、これがいわゆる椎間板ヘルニアという病気です。

このほかに激痛を伴うものに腰椎捻挫や腰椎椎間関節症があり、腰を無理にひねる事です。

老化なども腰の痛みの原因になり、老化に伴う骨密度の低下などにより骨がもろくなると何かの拍子に骨折し、それ自体は治ったとしても痛みが残ってしなうことがあるのです。

さらに、加齢とともに筋肉も衰えると普段の生活でさえも背中の筋肉に疲労がたまり腰痛の原因となります。


腰痛の軽いものや鈍痛

鈍痛のように軽い痛みやだるい感じ、つっぱった感じ感じがする軽い腰痛の原因には腰椎分離症など腰椎の一部が離れるものや前方にずれる腰椎すべり症、老化に伴う椎間板変性などの病気があります。しかし腰の鈍痛の多くは姿勢の悪さが原因となる姿勢性腰痛といわれています。

この姿勢性腰痛とは普段の生活の中での姿勢や体の筋肉の使い方が悪いため起こるもので、普段から注意しておけば予防が出来たり改善ができる腰痛なのです。

良い姿勢とは

腰痛にならないための良い姿勢とは胸を張り背筋をまっすぐにと考えがちですが、本当のよい姿勢とは背骨が自然な形になるような姿勢のことです。

背骨の形を見ると胸から腹にかけては後ろに曲がり腰の辺りは前に曲がるという横から見るとS字になっているのですから、良い姿勢もこの形と言う事になります。

背中をまっすぐに伸ばす姿勢は、腰痛の原因になりやすい姿勢と言えます。腰が伸びて腰椎のそりが大きくなるとそれを維持するため周辺の筋肉に負担がかかりやがては腰痛になってしまうといわれています。

楽なように見える椅子に座ることも腰への負担は大きく、タクシーや長距離ドライバーやデスクワークなど座る姿勢を続ける人に腰痛が多いのもこのためといわれています。

腰がのびるというのは、ヒールが高い靴やうつ伏せで本を読む姿勢なども含まれるので普段から腰を伸ばす姿勢を取りやすい人は、時々体操やストレッチなどして同じ姿勢でいるのを避けるようにすることも大切です。

腰痛の防止

腰痛の人の寝方を医者に聞くと丸まって寝なさいといわれると思います。 胎児の姿勢が腰に負担を掛けない姿勢といわれ、腰に鈍痛など疲労を感じたら膝を抱えて座り腰を丸めていると腰の筋肉がほぐれて負担が減ります。

外にいるときや仕事中には無理な姿勢ですから、その時は膝を少し曲げて体を軽く前かがみにして背中の筋肉を伸ばすようにすると良いでしょう。妊婦さんや肥満気味で腹筋がよわっている人にもおすすめの腰痛防止方法です。

普段から背筋を伸ばして立つよりも、少し前かがみで体重をかかとよりにして膝が少し緩んだ姿勢が予防や防止になります。キッチンなどでも低い台に片足を交互に乗せながら仕事をするとよいといいます。

中腰で膝を伸ばしがちですが、リフォームのときはできれば中腰にならなくても良い高さのキッチンにする事が出来ればよいでしょう。

椅子に腰掛けるときには、体はやや前に傾き膝の高さは股関節より少し高くするのがよく、低めの椅子に腰から肩甲骨くらいまで背もたれがあり肘掛のついているものが良いとされます。

椅子をつかわず正座やあぐらで座るときには、腰が反り返らないように、2つ折りにした座布団やクッションをお尻の下に敷きましょう。

寝るときには腰に負担のかかる仰向けやうつ伏せの姿勢はとらないで横向きで膝を抱えるように体を丸め、敷布団の硬さは余る柔らかすぎない物を選びましょう。

物を持ち上げるときにも膝を十分に曲げて腰を下げて持ち上げ、上にものを上げるときも背伸びしてあげる様にはしないで、膝が少し曲がるままでものが置けるくらいまで、台などに乗ってあげることが大切です。

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